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【現役エンジニアインタビュー第6弾】「開発ができる環境」を求めて飛び込んだのが「フルリモート」の環境だった

【現役エンジニアインタビュー第6弾】「開発ができる環境」を求めて飛び込んだのが「フルリモート」の環境だった

2025年6月2日

愛知県・名古屋市で暮らしながら、フルリモートでWebサービスの開発に取り組むGさん。かつてはSES企業で常駐勤務を経験していた彼が、「開発ができる環境」を求めて飛び込んだのは、偶然にもフルリモートのスタートアップでした。


「人と話すのが好きなんです」と語るGさんが、コミュニケーションの減少や“さぼり”と向き合いながら見出した、新しい働き方の可能性とは? 転職活動やスキル習得の裏側まで赤裸々に語ってくれました。



目次

キャリアのスタートと現在の仕事

山添:

まずは簡単に自己紹介と、これまでのご経歴をお願いします。


Gさん:

大学を卒業して、新卒でSESの会社に入りました。1年ほど働いたあとに、今の会社に転職したんですが、ここはフルリモートで働ける会社です。今はWebサービスの開発を担当しています。出身は愛知県名古屋市で、今も名古屋市に住んでいます。


山添:

前職はどんな勤務形態でしたか?


Gさん:

前職でもリモートは一応できましたが、ほとんど出社してましたね。やっぱり人とすぐ話せるのは出社のメリットでした。僕、人としゃべるの好きなんで(笑)。あと職場のほうが環境が整ってて、仕事に集中できる感覚はありました。

ただ、集中してるときに話しかけられると中断されるのはちょっとデメリットでしたね。


フルリモート転向のきっかけ

山添:

フルリモートに転向した理由を教えてください!


Gさん:

実は、フルリモートにしたかったというより、開発メインの仕事がしたかったんですよ。前職では保守運用がメインだったので、「ちゃんと開発ができる環境で働きたい」と思って転職活動を始めたら、たまたま見つけた会社がフルリモートだったという流れです。


個人開発を武器に挑んだ転職活動

山添:

転職に向けて、どんな準備をしましたか?


Gさん:

前職に勤めながらポートフォリオを準備しました。個人開発は半年くらいやってて、フロントもバックエンドも初めてだったので、Udemyで学習しながら、ToDoリストのアプリとか名刺代わりになるようなアプリを作りました。

平日の夜とか土日に時間をとって、完成させたタイミングで会社を辞めましたね。


山添:

転職活動はどうでしたか?


Gさん:

めちゃくちゃエントリーしましたよ(笑)。WantedlyとGreenを使って、たぶん100社くらい。Web業界は初めてだったので、書類で落とされることも多かったですが、最終的には6社から内定をいただいて、今の会社を選びました。


リモートワークで感じた変化と工夫

山添:

フルリモートになって感じた変化はありますか?


Gさん:

生産性は上がったと思います。誰の目も気にせず集中できるので。ただ逆に、仕事とプライベートの境目が曖昧になったなって。だから、意識して土日はしっかり休むようにしています。

あと読書の時間が増えましたし、睡眠もちゃんととれるようになって、生活の質は上がった気がします。


山添:

リモートならではの難しさはありますか?


Gさん:

「サボり」が一番の課題ですね。誰も見てないと、やっぱり気が緩む。でもスタートアップだと、自分がやらないと何も進まないので、結局“やるしかない”んですよ。

あと、質問がしづらいなって感じたこともありました。今困ってることを言語化するのが難しかったんですよね。そこはドキュメントにまとめたり、図を描いたり、画面共有したりして工夫しました。


自走力とキャリアの広がり

山添:

この働き方が、ご自身のキャリアに与えた影響は?


Gさん:

大きいのは「自走できるようになった」ことですね。自分で動かないと回らない環境なので、自然と考える力がついたと思います。

あとは、住む場所の自由ができたこと。今は名古屋だけど、大阪や東京に住むことも選べる。選択肢が増えたのは、フルリモートの大きな魅力だと思います。


今後の展望とフルリモートを検討しているへ

山添:

今後のキャリアや働き方について考えていることを聞かせてください!


Gさん:

将来的にはマネジメントのほうにも関わっていきたいです。技術ももちろんやっていきますが、EM(エンジニアリングマネージャー)やPM(プロジェクトマネージャー)みたいな立ち位置も目指していきたいと思ってます。


山添:

フルリモートを検討しているエンジニアへのアドバイスは?


Gさん:

「まずやってみたら?」って思います。ただ、フルリモートを“目的”にしないことが大事です。自分がやりたい仕事がたまたまフルリモートだった、っていうのが理想。働き方が目的になっちゃうと、後で「何がしたかったんだっけ?」ってなりかねないので。


この働き方で得た、一番の“学び”とは

山添:

フルリモートに転向して、一番の学びは何でしたか?


Gさん:

やっぱり「自走して働く力」がついたことですね。待ってるだけじゃ、何も進まない。自分から連絡して、自分から助けを求めて、自分から動く。

最初は何もできなかったけど、自分で考えて行動する癖がついたのは、間違いなくこの働き方のおかげだと思います。


まとめ

「開発力を鍛える環境が、気づけばフルリモートだった」――

Gさんの言葉からは、働き方そのものよりも、自分の軸を大事にして選択してきた姿勢がにじみ出ていました。

“自由”の裏にある“責任”をしっかり引き受けてこそ、リモートワークは本当の意味で活きてくる。そんな実感が伝わるインタビューでした。

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